「Z会の小学生コースを検討しているけど口コミ・評判はどうなのかな?」と思っているみなさんへ!
この記事では、小1からの4年間、Z会を受講しているわが家が、Z会小学生コースのメリット・デメリットについて書いています。
さらに、実際に勉強してみて感じたリアルな口コミや学習効果なども紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
小学生向けの通信教材はさまざまなものがありますが、
Z会はそのなかでも顧客満足度No.1に選ばれている通信教材です。
しかも、Z会小学生コースは口コミ・評判も良く、「効果がある」「教材が良い」「添削の質がよい」といった各部門でもNo.1に選ばれている実力派なんです。
こうしたデータだけを見ると、Z会はどの通信教材よりも優れているように見えますね。
息子と一緒にZ会の問題に取り組んできた私から見ても、
Z会の教材はただ難しいだけでなく、
子どもにグッと考えさせる良問が多いという印象。
- 「小学校のクラスで上位をとらせたい」
- 「小学校の勉強だけでは物足りないかも」
そんなご家庭にぴったりの通信教材だと思います。
でも、Z会にはメリットだけでなく、当然デメリットもあります。
この記事では、実際に小1の息子にZ会を続けさせてきた親(=私)の目線から、リアルな口コミをお伝えします。
これから小1になるお子さんのために
Z会を考えているあなたがじっくり検討できるよう、
- Z会小1・2年コースの特徴
- Z会小1・2年コースのメリット・デメリット
- Z会小1・2年コースの効果
- Z会小1・2年コースが向いている子とは?
この4点についてわかりやすくまとめています。
Z会小学生コースで後悔しないように、料金のことも細かく書いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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Z会の小1・小2コースの特徴
Z会の小1・2年向けには、2つのコースが用意されています。
紙のテキストを使う【小学生コース】と、【タブレットコース】です。

どちらのコースも学習のメインは、下記の3教科です。
- 国語
- 算数
- 経験学習/みらいたんけん学習(理科・社会の土台となる学び)
では、2つのコースの違いについて解説していきますね!
【小学生コース】と【タブレットコース】の違い
違い① 教材が「紙」か?「デジタル」か?
【小学生コース】で使うのは、紙のテキストのみ。

◆<メイン教材「エブリスタディ」>所要時間10~15分
小1国・算 各8回(ハイレベルは各10回)
小2国・算 各10回(ハイレベルは各12回)
◆<自習用ドリル「ドリルZ」>所要時間5分
小1国・算 各12回(ハイレベルは各15回)
小2国・算 各15回(ハイレベルは各20回)
◆<けいけん>所要時間1~2時間
理科・社会 各1回(※どちらか好きなほうをやればOK)
けいけんシート(提出課題)
◆<添削問題>所要時間20分
国語 1回
算数 1回
上記を見ると学習量が多いな~と感じるかもしれないけど、
- 習い事で忙しい日はメイン教材を1教科やる
- 余裕がある日はメイン教材+ドリルを1~2回
- 月1回、休日に親子でけいけんに取り組む
- 月末に添削問題に取り組む
…という感じでスケジューリングしていけば、1か月で完了できます。
1日あたり10分~20分くらいでこなせるので、
小1・2年生の自宅学習としては適量かなと思います。
「けいけん(経験)」とは、小3から始まる理科・社会の知識を、リアルに体験しながら身につけられる教材です。
たとえば、息子が小2の春夏に行った「えだまめをそだてる」単元のことを簡単に紹介すると…
まずは、下記のようなワークブックで「えだまめ」に関する知識を学び、

その後、実際にえだまめの種を植えて成長を観察していきます!
このときは、学習教材として下記画像のようなものが同送されてきました。

- えだまめの種
- 土
- 鉢(紙製で、組み立て式)
- 成長を記録するカレンダー
- えだまめレポート(提出用)
最終的には「えだまめレポート」としてZ会に提出して学習完了!
下記画像のような提出用シートに、自分が育てたえだまめの絵などを書いて送ります。(下記は小1のときに「ミニトマト」を栽培したときのレポートです。えだまめのは紛失しちゃったので…すいません!)

上記の息子の絵は鉛筆描きですが、下の見本のように色鉛筆やクレヨンを使って好きなように描いてもOKです。
【タブレットコース】ではデジタル教材と紙のドリルを使います。

<デジタル教材>
- 国語 7回
- 算数 7回
- みらいたんけん学習 ちしき1回
- みらいたんけん学習 しこう1回
- まとめテスト 国語1回
- まとめテスト 算数1回
- プラス学習 国語3回(まとめテストの結果に応じた内容)
- プラス学習 算数3回(まとめテストの結果に応じた内容)
<紙のワークブック>
- 国語 1回
- 算数 1回
用意されている教材は計26回分あります。
どれも約15分でこなせる内容なので、1日1回ずつ取り組めば1か月ですべて完了できますね。
小1なら10分、小2なら20分なので、
学校の宿題+Z会タブレットコースをこなせば
自宅学習としては十分です。
「英語」「プログラミング学習」は、【小学生コース】の人も【タブレットコース】の人も無料で受けられます。
どちらもデジタルで教材が配信されるので、手持ちのスマホ・タブレット・パソコンがあれば、気軽に取り組めますよ。
Z会の学習のメインは、上でも書きましたが
- 国語
- 算数
- けいけん/みらいたんけん学習(理科・社会)
この3教科をしっかり学習することが何よりも大事です。
さらにZ会は、近年新しく学習指導要領に加わった「英語」と「プログラミング学習」も重視。この2教科の授業が本格的に始まる前の小1・2のうちから、学びの土台を身につけられる教材が用意されているんです。
<英語>は月1回の配信で、約15分で取り組める学習内容。
たった15分の教材なので、英語をガシガシ学習するものではありません。英語に親しみや興味を持たせて、本格的な外国語学習が始まる前の土壌をたがやす感じです。
※「英語」を受講できる環境はこちら。
<プログラミング学習>は年4回配信され、1回あたり約15分で勉強できます。
Z会の「プログラミング学習 Z-pro」は、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションと一緒に開発されたもの。

下記画像のようにプログラミング的思考を楽しく、ゲーム感覚で遊びながら養える体験型プログラミング教材です。
プログラミング学習の目的は、
「論理的思考力」「問題解決力」「創造力」を鍛え、
【プログラミング的思考】を培うこと。
Z会の「プログラミング学習 Z-pro」は、与えられた課題を解決するためには、どんな手順で、どんな考え方で進めればいいか、試行錯誤を繰り返させる内容になっています。
※「プログラミング学習」を受講できる環境はこちら。
違い② 添削問題の有無
通信教材の目玉ともいえる添削問題ですが、
Z会の小1・2年の場合、
紙のテキストを使う【小学生コース】にしかありません!
- 国語
- 算数
- けいけん(理科・社会)
の3教科について毎月添削問題があります。「けいけん」は添削ではなくレポートなので、点数がつくことはないですが。
添削問題のメリットは、
記述回答で
表現力や伝える力が鍛えられることです。
しかも、Z会の小1・2年生コースは、
添削してくれる先生が1年間ずーっと同じ!
だから
やる気アップにつながりやすいのも魅力です。
たとえば、小1の国語。
毎回担任の先生にお手紙を書くコーナーがあり、「じぶんのこと」や「ともだちのこと」などを言葉や文章で書いて教えてね!と指示があります。
下記画像は、息子が提出した実際の添削問題です。

添削問題が返ってくると、先生からはお手紙のお返事も!

よく見てほしいのは、上の画像の青線を引いた箇所!
4月分の添削では、
ひらがなの【き】のハネに気を付けて…とあり、
↓
5月分の添削では、
【き】が4月より上手にかけてるね!とお褒めの言葉が。
また、問題に正解したときもZ会の先生はただ〇をつけるだけではありません。
下記の画像のように随所にお褒めの言葉があり(笑)、子どもをうれしい気持ちにさせてくれます。

算数の場合、正答率が高いときは下記のように応用問題を追加で出してくれることも!

また、先生からのメッセージコーナーでは、下記画像のように算数に関連したメッセージが。Z会の添削問題は、とにかく小1・2年生が勉強に楽しく取り組めるよう工夫されているのが印象的でした。

子どもって、親が言うより「先生がこう言ってるよ!」という方が素直に取り組むことがありますよね。
また、低学年のころは、家族や学校の教師以外の大人と親しくする経験はほぼないので、Z会の添削先生との交流を新鮮に感じる子もいると思います。
そういう意味でも、わが家の場合、
添削問題のある「小学生コース」を選んだことで、
毎日勉強し続けることへの抵抗感を減らせた
かもしれないなあと感じています。
一方、Z会の小1・2年【タブレットコース】は添削問題がないものの、「まとめテスト」で1か月の学習を総復習できるので、学習面では遜色ないのでご心配なきよう!
違い③ 出題形式が違う
紙の教材を使う【小学生コース】を選ぶ親は、自分の手で記述するのが大事だと考えている人が大半なのではないでしょうか。
下記の図は、Z会の2つのコースの出題形式を比べたもの。
左が【小学生コース】、右が【タブレットコース】の出題形式です。
紙の教材を使う【小学生コース】では、半分以上が「記述・表現問題」となっている一方、【タブレットコース】は「記述・表現問題」が少ない。約8割が「選択問題と短答式問題」ですね。
「記述・表現問題」の良さとは、
知識を組み合わせて、
自分で考えながらアウトプットしないといけないため、
思考力・記述力・表現力が鍛えられる点です。
とはいえZ会は、
考える力を伸ばすことをめざす通信教材。
「選択問題・短答式」であっても、じっくり考えないと解けない問題がほとんどです。
タブレットコースでは思考力が養えない…なんてことは全く持ってありません!
違い④ 「みらい思考ワーク」を追加できる
紙の教材を使う「小学生コース」は、追加料金を払えばオプションで「みらい思考ワーク」を受講できます。
「みらい思考ワーク」とは
多岐にわたる出題で、思考の幅をぐっと広げる新講座。
将来、必須となる問題発見力・課題解決能力の土台を築きます。引用元はこちら。
これからの社会においては、
詰め込み式の勉強ではなく、
得た知識を使って
いろいろな課題を自分でクリアしていく
チカラが重要だといわれていますよね。
「みらい思考ワーク」は、
まさにそういう
生き抜く力を鍛えるのにぴったりです。
ワークに取り組むことで、いわゆる「勉強」で得た知識や生活の中で得た知識を活用する方法が身につけられます。
下記は「みらい思考ワーク」の教材の一部です。引用元はこちら。

こちらも「みらい思考ワーク」の教材から。

ここまで読んで、「みらい思考ワーク」ってタブレットコースにはないんだ…とがっかりしているママ・パパさんたち!
安心してください。
タブレットコースの「みらいたんけん学習」教材のなかには、思考力を鍛えるワークが入っているんです!
タブレットコースの「みらいたんけん学習」でじっくりと問題に取り組むことで、粘り強く考える力や論理的思考力、情報整理力、連想力、推理力などを鍛えられます。
わが家が、紙の【小学生コース】を選んだ理由
わが家が息子に小1からZ会をやらせた理由は、自宅学習で勉強習慣をつけてあげたかったから。
選んだのは、紙の教材で学ぶ「小学生コース」でした。
でも、
もしいま小1の息子にZ会をやらせるとしても、
紙の教材の「小学生コース」を選ぶと思います。
その理由は、
うちの息子は、文字を学ばないまま小1になったから!です。
そんな息子にとって、
Z会の「小学生コース」が魅力だったポイントは下記の3点です。
- 紙の教材を使うから、鉛筆を持って文字を書く練習にもなる。
- 記述問題が多いから、頭で文章を組み立ててアウトプットする練習にもなる。
- 添削の先生とのやりとりで、人に伝える文章を書く練習にもなる。
小学校時代に修得する国語力って、
すべての学びの基礎になるものですよね。
とりわけ国語の読む力・理解する力・書く力・表現する力が足りないと、算・理・社・英などの学びも将来的につまづくのではないかな、と。社会人になってビジネス上でも国語力が欠かせないですよね。
その点、Z会の国語は小1でも文章を読解させる良問ぞろいだし、
「小学生コース」では記述させる問題形式が圧倒的に多いので、
よき鍛錬になるのでは?と感じました。
下記は小1国語の添削問題です。

問題の長文、小1向けとしては長めだなと思います。
赤字で囲っている箇所は、記述式で回答する部分。添削先生が、問題に対する答え方までやさしく教えてくれています。
緑で囲っている箇所は、正解にただ〇をつけるだけでなく、添削先生がなぜ正解だったかをわざわざ書いてくれているところ。
青で囲っている箇所は、おまけの漢字問題。添削問題を見直すときに取り組みます。
正直、Z会の「小学生コース」は丸付けも親がしなければならないし、間違ったところの見直しも一緒にやらなければならないので手はかかります。
でも、Z会の「小学生コース」だからこそ
毎日少量ずつこなせる国・算のドリル
記述問題に慣れる
添削問題でテスト形式に慣れる
添削問題での細かい指導
添削問題での先生とのやりとり
けいけん学習でリアルな体験ができる
上記のようなメリットがあるので、
- 「学習塾や公文に通うだけ」
- 「市販のドリルをやるだけ」
では得られない効果があるのではと感じます。
ここまで書いてくると、私が紙教材の「小学生コース」を推しているようですが、もちろん「タブレットコース」もいいところがたくさんありますよ。
何より子どもが1人でタブレットを操作して学習をどんどん進められる点は、働く親にとっては最高です。
Z会を小1から受講してわかったメリット

シンプルな教材だから、勉強に集中しやすい
子どもには「勉強は楽しい!」って思ってもらいたいですよね。
Z会がいいなと思うのは、教材がとにかくシンプルなところ!
付録やおもちゃなどで興味を引き「楽しさ」を感じさせるのではなく、学ぶこと・考えること自体が「楽しい」と思えるよう作られてると感じます。
どのくらいシンプルかというと…
通信教材でZ会と同じくらい人気のある進研ゼミと比較してみると、下記のような感じです。
一応、Z会にも下記のようなかわいいキャラクターがいるんだけど、いいのか悪いのか(笑)それほど存在感はありません。

小1・2年生のうちは、集中力が持続しにくいのが普通。
だから、インパクトのあるキャラやイラストが教材に描かれていると、そっちに気がいってしまい、じっくり考えられなくなってしまうことも。
実際にわが家でもやりましたが、市販のドリルで子どもが好きなキャラ系のものを買うと(うんこドリルとか)、最初は喜んでやりたがるけど、じっくり考えないといけないところでキャラの絵に気を取られてダレてしまうことも多いです。
小学校の勉強+αを学べる
Z会はよく「難易度の高い通信教材」といわれていますよね。
なぜそういわれるか?その理由をカンタンに言えば、