この記事では、小学生のわが子の読解力が心配…という方に役立つドリルや参考書を紹介しています。
ちなみにわが家の息子は小1からZ会をやっているおかげで、読書習慣がなくともなんとか人並みレベルの読解力は身につけられていると感じます。
とはいえ、読書習慣のある賢いお子さんに比べれば、息子の読解力なんてまだまだ…。
そこで、
夏休みや冬休みなどの長期休暇中に取り組める
読解力アップ向けのドリル・参考書をいろいろ模索中。
実際に試してみたものや気になっているものをご紹介しますので、小学生の子の読解力が気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
<この記事でわかること>
・そもそも「長文を読む」ことが苦手な子におすすめのドリル
・楽しく読む工夫がされている読解ドリル
読解力がない=長文を読むのが面倒くさい?
長文読解の問題に苦手意識を持っている子って、読解力がない以前に「長文を読むこと」がキライな気がしますよね。
でも、興味を持つと読むこともある。たとえば、うちの子の場合は「かいけつゾロリ」シリーズとか「おしりたんてい」とか…。
たぶん、教科書や問題集で出てくる長文は内容が小難しく、説教じみているものが多いので、ストーリーとして面白さを感じないんでしょうね。
そんな子は、マジメくさった文章で長文読解のトレーニングをしなくてもいいと思うんです。
低学年向け|読解力ドリルおすすめ3選
本を読むのが嫌、長文を見たら「ウエ~ッ」と拒否反応が出る。そんな小学生はまずは短文でもいいから文章に慣れることが大事です。
読むことに抵抗がある子でもがんばれば読めるよう工夫されたドリルで、毎日少量ずつでも文章を読む習慣をつけましょう。
1. 「国語 文章読解 (早ね早おき朝5分ドリル)」(学研プラス)
長文に苦手意識のある子にオススメ。反復学習で基礎力アップを目指す「陰山メソッド」を提唱する教育者・陰山英男さんが監修しているドリルです。小1~6年用まであります。
毎日5分、短めの文章をちょろっと読んでちょろっと問題に答えるだけのドリルです。
1日に読む量がどれくらいかというと…
「小1」用ドリルならこのくらい。
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※画像引用:楽天ブックスより
「小6」用ドリルでも1日につきたったこれだけ!
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※画像引用:楽天ブックスより
とにかく毎日文章を読む…という習慣をつけるのにぴったりの1冊です。
2. 「おはなしドリル伝記(低学年)」(学研教育出版)
小学1・2年生向けの長文読解ドリルです。
エジソンやライト兄弟、ナイチンゲールなど、読み物としても楽しめる伝記で読解力を鍛えられます。
文章の長さは低学年向けとしてはやや長めですが、実在した人物の伝記は展開がおもしろいので無理なく読み進められる子も少なくありません!
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※画像引用:学研教育出版公式サイト学研教育出版公式サイト学研教育出版公式サイトより
この読解シリーズはほかにも「恐竜」「危険生物」「宇宙」「科学」「都道府県」をテーマにしたドリルがたくさんあるのも魅力です。
3. 「ドラゴンドリル 文章読解のまき」(学研プラス)
やんちゃな男の子は、机に向かわせるのも大変!
このドリルは男子が好きそうなドラゴンのイラストがかっこいい1冊。小1用・小2用がありますよ。
1日1ページの短文を読み、読解ドリルに回答するだけ。
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1枚取り組むたびにシールを貼っていくと、最後にはかっこいいドラゴンの絵が完成!ドリルへのやる気を引き出すよいアイデアですね~!
中・高学年向け|読解力ドリルのおすすめ5選
中・高学年になると、テストや模試に出てくる国語の文章はかなり長いものが増えてきます。
謎解きやミステリーを読む感覚で取り組める読解ドリルを使って、長めの文章を読む習慣をつけていきましょう!
1. 「なぞ解きストーリードリル 小学国語」(ナツメ社)
小学校中・高学年向けの長文読解ドリル。「百ます計算」で有名な陰山英男さんが監修した1冊です。
『足あとのなぞ』『呪いの品の手がかり』など、わくわくするようなショートストーリーを楽しく読みながら、国語の語彙力や知識を学習できます。
ショートストーリーは1日1見開きを読むだけ。毎日やれば30日ですべて読み終えることができるので、長期休みの自習にも最適。
ちなみに。
同じシリーズの「理科」バージョンもおすすめ!理科への知識を深めながら長文読解力を高められるという一石二鳥なドリルです。
2. 「おはなし推理ドリル 歴史事件ファイル 小学4~6年」(学研プラス)
小学4・5・6年向けの読解ドリルです。
ハラハラどきどきするような歴史上の事件を読みながら、なぞとき感覚で読解力・思考力を養える1冊で、読書が苦手な子もスムーズに読み進められます。
内容はたとえばこんな感じ。
「信長が、敵をあざむくために考えた秘策とは?」
長篠の戦いの直前、信長は、寝返りに来た敵方の武将と会っていた。
しかし、その部屋には敵方の忍者が潜み、ふたりの話を聞いていて…※引用:学研出版サイト学研出版サイト学研出版サイトより
この1冊を楽しく最後までやり遂げられたら、次は同じ「おはなし推理ドリル」シリーズに挑戦してみましょう。
とくに人気が高いのは、「科学事件ファイル」や「都道府県事件ファイル」。
3.「サバイバル+文章読解 推理ドリル【生き物編】」(朝日新聞出版)
小学生に大人気の「科学漫画サバイバル」シリーズをもとにした文章読解ドリル。
12のストーリーに出てくる謎を、深海魚や恐竜などの生き物に関する知識で解き明かしていきます。
2020年新学習指導要領に対応している点も魅力!要点を把握する「全体読み」→「部分読み」の2段階読みができる構成で、確かな読解力を身につけられます。
シリーズ展開が豊富で、どれも子供に読ませたいものばかり!
4. 「小学校の国語 読解力アップ直結問題集 学校のなぞ」(実務教育出版)
小4・5・6年向けの問題集。
主人公と一緒に「学校にまつわる謎」を解きながら、読解力アップができる1冊です。
目次(下記)を見ると、面白そうな内容であることがわかりますよね。
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本書の魅力はなんといっても、TV番組でも多数取り上げられている学習塾「花まる学習会」を主宰する高濱正伸さんが監修しているところ!
15日間で解き終えられるボリューム感なので、分厚い問題集を嫌がる子供にもぴったり。夏休みや冬・春休みの自習にもおすすめです。
5. 「おはなしミステリードリル 超常現象事件ファイル 小学4~6年」(学研プラス)
世界各地で起きた未解決事件やミステリアスな現象に興味がありそうな子には、こんな1冊を選んでみては?
ドリルっぽくない表紙ですが、れっきとした小4・5・6向けの読解ドリルです。
「UFO」や「ナスカの地上絵」、「空から魚が降ってくる」、「ドッペルゲンガー」などちょっと怖くてドキドキさせられるストーリーを16本掲載。長文に苦手意識のある子も、怖いモノ見たさでどんどん読み進めてしまいますよ。
全学年向け|オーソドックスな読解力ドリル3選
上記で紹介したような長文嫌いな子でも取り組みやすいドリルを1冊でもやり切ることができたら、長文にもだいぶ抵抗がなくなっているのではないでしょうか。
次は、いかにも「勉強」っぽいドリルを使って、毎日文章を読む習慣を続けていきましょう。
1. 「基本トレーニング読解力」(増進堂・受験研究社)
全学年対応の読解力ドリル。
小1レベルの「12級」から中学入試レベルの「1級」まであり、それぞれのレベルに合わせてトレーニング&進級できる形式です。
いくつかの単元ごとに「まとめテスト」があり、理解できたかどうかをチェックできます。また、巻末には「進級テスト」も!設定されている合格点をクリアすれば、次のレベルに進級できる…というのもおもしろいですね!
2. 「毎日のドリル 文章読解」(学研プラス)
全学年向け。1日1ページをこなす形式で毎日続けやすいため、長文を読む習慣が身に付きます。
勉強意欲アップに役立つ専用アプリも注目!ドリルを進めるとキャラが育っていくので、やる気がアップしますよ。
3. 「くもんの小学ドリル 文章の読解」(くもん出版)
全学年向け。基礎から少しずつ繰り返し学習ができる構成なので、「できた!」を実感しやすく、長文が苦手な子も自信をつけやすい1冊です。
読解力はすべての学びの基本!
どんな科目においても、国語の読解力は欠かせません。
算数・理科・社会だけでなく英語でさえも、日本語の文章をしっかり理解できないと学習が難しくなります。
読解力がないと、社会人になってからも資料やメールの文章で手こずることだってあるかもしれません。
なので、「読解が苦手だから…」と放置しておかずに、小学生のうちから親がサポートして、少しでも読解力をアップさせてあげたいなって個人的には思っています。
