小学生の自宅学習、みなさんはどんな方法で進めていますか。塾、参考書・ドリル、通信教育などいろいろありますよね。
中学受験をする子は当然ですが、「中学受験をしないけど、塾に通わせたい」と思っているママ・パパも結構多いはず。
塾は、参考書や通信教育と比べると断然高額なので、もし通わせると決めたなら、なるべく失敗したくありませんよね…!
そこで今回は、小学生の塾選びのポイントについてまとめてみましたよ。
塾は、大きく分けて2種類ある
「小学生で塾通い」というと中学受験をするみたいですが、最近は受験をしない子でも塾に通っていることが少なくありませんよね。
親が「勉強しなよ~」と言って、すんなり勉強する子っておそらくほぼ皆無。そんな子を塾に通わせることで、『勉強しなきゃいけない状況』を強制的に作れるのがいいな~と思います。
塾には、大きく分けると「補習塾」と「進学塾」がありますよ。
補習塾とは
「補習塾」とは、苦手分野やつまづきを補うための塾のことですね。まさに補習。ここで勉強することで学校の成績がアップする効果が期待できます。
学校での学習範囲内で「先取り学習」をしてくれる塾もあります。たとえば公文などは、デキる子には上の学年の問題もどんどんやらせてくれますよね。
補習塾は、個別指導塾のほうが1人ひとりのレベルに合わせたていねいな指導をしてもらえる印象です。
<補習塾のメリット>
・苦手克服や成績上昇によって自信がつく。
・先取り学習によって自信がつく。
・『勉強しなければならない状況』をつくれる。
<補習塾のデメリット>
・費用が高め。年間10~20万円。
・塾までの道中がちょっと心配。
・塾に通うのに時間をとられがち。
進学塾とは
「進学塾」は、中学受験の勉強を効率よく進めるための塾。学校では習わない難しい勉強法・応用問題・難しい問題に取り組みます。
難関校向けの受験コースは小3から始まりますが、4・5年生になってから中学受験を始める子も多いですね。難関ではない私学受験なら高学年からの通塾で十分なこともありますよ。
進学塾は集団授業のところがほとんど。志望校レベルが似た子だけでクラスを形成し効率よく学習を進めてくれます。
<進学塾のメリット>
・中学受験を通して「考える力」「頑張りぬく力」などが身につく。
・中学受験の情報・ノウハウを得やすい。
・志望校に合わせた対策ができる。
・合格へのモチベーションを高められる。
<進学塾のデメリット>
・費用が高い。年間40~120万円程度(※学年による。夏期・冬期講習費含む)
・子どものストレスが心配。
・塾までの道中が心配。
・宿題が多く、睡眠時間が削られることも。
塾を選ぶときの3つのポイント
高額な塾代がムダにならないよう、親も子も納得できる塾を見つけるべし!ですよ。
おすすめは複数の塾の見学や体験授業に行ってみること。
塾を選ぶときは下記の3ポイントをチェックしてみてくださいね。
① 子どもの目的・レベル・性格に合うか?
② 通いやすい立地か?
③ クチコミや講師との相性はどうか?
進学塾でも難し過ぎない中学受験用の塾は、ゆる~い雰囲気で、個別授業をしてくれるところもありました
◆子どもの目的・レベル・性格
「補習塾」の場合、子どもの学習レベルに合う授業をしてくれそうかどうかはめっちゃ大事です。また、集団授業と個別授業のどちらがわが子の性格に合っているかどうかも見極めないといけないですね。
「中学受験」をする場合は、本人の学年や受験勉強の進度のほか、志望校合格コースがあるかどうかなどもポイントになりますよ。
◆通いやすい立地
塾は、学校から帰宅したあとに、再び勉強しに出かけるところ。なるべく家から通いやすい塾を選び、通塾のストレスを減らしてあげるのがおすすめです。
とはいえ、超難関校を目指すような有名進学塾の場合は、地元の小さな塾よりちょっと離れたターミナル駅に通わせた方がいい場合もあります。
◆クチコミや講師との相性
せっかく大金を投じるんだから、きちんと結果を出せる塾に通わせたいものですね。ネットのクチコミはもちろんだけど、地元の先輩ママ友のクチコミもあなどれません。学童などで上の学年の子の親と顔見知りになっておくなど、情報収集のための人脈作りも大事です。
あとは最初にも書きましたが、塾の雰囲気や講師の指導姿勢・人柄など、実際に体感しないとわからないこともあります。ぜひ複数の塾を見学しに行きましょう!
子ども本人の意向も大事にしよう!
塾に通うのは、親ではなく子ども。なので、「なぜ塾に通わねばならないか」を説明してあげた方がいいかな~と思います。低学年だと説明してもわからないとは思うけど、ぜひ、きちんと説明を。
塾に通う理由の説明は、『あなたがバカだから』『もっとテストでいい点をとらないとダメだから』といったネガティブな理由は言わない方がいいですね。
『もっとかしこくなれるところ』とか『学校よりも楽しく勉強できるところ』とか『わからないところをなんでも教えてくれるよ』という感じでしょうか。
なんか楽しそうなんだな~、いいところなんだな~と思わせられたらいいですね。
まあ高学年だったら、ここまでやさしい理由説明はいらないと思いますが!
そのほか、『友達の〇▽くんも行ってるらしいよ』も効果的かも。
今のところ予定はありませんが、将来難関中学を受験させることになったら、数駅離れた駅の進学塾に行かせるかな~。予算的に学費が出せませんが!笑