この記事では、小学生におすすめの謎解き本を紹介しています。
近年、「謎解き」や「脱出ゲーム」などが盛り上がりをみせていますが、みなさんは楽しんでいますか?
2020年のコロナ禍をきっかけに、自宅で子供と向き合う時間が増えたママ・パパも少なくありません。
謎解きは、自分が持っているいろいろな知識を使って謎を解明していくクイズのようなもの。
- 粘り強く考える
- いろいろな視点から物事を考える
といった力が鍛えられます。
そこで今回は、小学生の子どもと親が一緒に楽しめる、小学生向けの謎解き本をご紹介します。
<この記事でわかること>
・謎解き力は、これからを生き抜く力になる!
・小学生向けのオススメ謎解き本
- 謎解きとは。
- 謎解きは、将来のためにもなる。
- 謎解きは、佐藤健や嵐・松潤も大好き!
- 小学生向け謎解き本のオススメ10選。
- 「すみっコぐらし ナゾトレいっぱい」(学研プラス)
- 「なぞときダヤン: バニラをすくえ!!」(学研プラス)
- 「名探偵コナン 謎解きパズルランド」(小学館)
- 「星のカービィ ナゾトキブック スターアライズ編」(KADOKAWA)
- 「なぞとき対決!名探偵コナン」(小学館)
- 「SCRAPヒラメキナゾトキBOOK」(SCRAP出版)
- 「ひらめき脳を鍛える ナゾトキ水平思考クイズ」(幻冬舎)
- 東大松丸式「名探偵コナン ナゾトキ探偵団」(小学館)
- 「東大ナゾトレ」(扶桑社)
- 「頭の体操」シリーズ
- 謎解きで、親子のコミュニケーションを楽しめる。
謎解きとは。
「謎解き」とは、読んで字のごとく、「謎を解き明かすこと」。
1つの問題の答えを導きだすために、いろいろな角度からアプローチして考える必要があるので、思考力や発想力などが鍛えられます。
でも、謎解きの場合、絵・文字・図式などを使ったヒントもよくあるので、なぞなぞとはちょっと違いますよ。
謎解きは、将来のためにもなる。
謎解きは、1人で黙々と解くこともできるし、友達や家族と一緒に考えて楽しむこともできます。
たかがクイズですが、謎解きに取り組むことは、子どもの将来にもよい影響を与えると感じませんか?
謎解きイベント会社SCRAPさんのコラムでは、謎解き力は社会において必要とされる力だと書いてあります。
「謎が解ける人は頭がやわらかい、頭の回転が速い」といった認識も広まっているでしょう。
「謎解き力」は単に、謎が解けるだけの力にはとどまりません。
「謎解き力」――それは「可能性を探る力」です。
上記のコラムでは、これからを生きる子供たちの未来はきっと、教科書通りにはいかないだろうと書かれています。
確かに、急激に変化し続ける社会やビジネス界で、人びとは今よりももっと複雑化する課題に対応しなくちゃいけなくなるでしょうね。
柔軟な頭でいろいろな考え方やアプローチをし、正解を見つけること。それが、子どもたちが未来の社会で生き抜くために必要なチカラ――「可能性を探る力」なんですね。
謎解きも、「可能性を探る」作業。なぜなら、1つの正解にたどりつくために、どれだけ多くの考え方やアプローチを思いつけるかがポイントだからです。
謎解き力は、子供の将来を切り開くチカラになってくれる!
話題のプログラミング的思考も鍛えられる。
昨今、小学校の学習指導要領でプログラミングが追加され、話題になっています。
「プログラミング的思考」ときくと、なにやらIT関係の知識のように思いますが、そうではありません。
文部科学省の資料では、「プログラミング的思考」を下記のように説明しています。
「プログラミング的思考」とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
要するに、プログラミング的思考とは、1つのゴールにたどりつくために、知識やヒントを使いながらいろいろな方法を考え、自分なりに試行錯誤を繰り返しながら、論理的な解決法を見つけていくチカラのこと。
謎解きは、プログラミング的思考を鍛えるのにもオススメ!

謎解きは、佐藤健や嵐・松潤も大好き!
謎解きはTV番組でもよくやっているし、芸能人の間でもはまっている人が少なくありません。
佐藤健さんや嵐・松本潤さんのような忙しい人気者も、謎解きが大好きで、コロナ禍の自粛中は「家で謎解きやっています」と答えていましたよね。
佐藤健さんはいろいろな番組内で謎解き問題に正解すると、いつも理路整然と解説をしているのが印象的です。
※上記は「櫻井・有吉の夜会」2020.1.23放送回のもの。
小学生向け謎解き本のオススメ10選。
謎解きは頭のやわらかさやひらめきが大事なので、大人向けの問題でも子供が解けることがあります。
ここからは小学生にオススメの謎解き本を、難易度の低いものから高いものの順番にご紹介しますね。
「すみっコぐらし ナゾトレいっぱい」(学研プラス)
<難易度>★★☆☆☆
小学校低学年向け
大人気のすみっこぐらしのキャラクターが登場する謎解き本。
いじわるな「ひっかけ」の少ない問題が多く、なぞなぞもあるので、低学年の子も取り組みやすいと思います。
「なぞときダヤン: バニラをすくえ!!」(学研プラス)
<難易度>★★☆☆☆
小学校低学年向け
ダヤン生誕35周年を記念して発売された1冊。
根強い人気を誇るダヤンが妹を救うストーリーを読みながら、パズルや迷路など15種類の謎解きを楽しめます。
カバーの裏にも謎解きがあるので、忘れずにチェックしてくださいね。
「名探偵コナン 謎解きパズルランド」(小学館)
<難易度>★★☆☆☆
小学校低学年向け
小学生に人気の高い、名探偵コナンの謎解き本。
マンガが20本以上収録されていて、迷路・暗号・まちがい探し・クロスワードなどのパズルに取り組みながら読み進められます。
難易度は低学年向け。答えが解けなくても、マンガの続きでコナンが解説してくれるので最後まで楽しめますよ。
「星のカービィ ナゾトキブック スターアライズ編」(KADOKAWA)
<難易度>★★★☆☆
小学校低学年向け
かわいいカービィが活躍するお話に沿って、いろいろな謎解きに取り組めます。
暗号や間違い探し、なぞなぞがメイン。カービィのイラストがかわいいので油断してしまいがちですが、しばし考えないとできない問題もあるので、なかなかやりがいがありますよ。
「なぞとき対決!名探偵コナン」(小学館)
<難易度>★★★☆☆
小学校低・中学年向け
名探偵コナンのストーリーに沿った謎解き本です。
マンガじゃなく小説仕立てですが、子どもが大好きなコナンのお話なので、読書習慣のない子も抵抗感なく読み進められますよ!
小学3年生までに習う漢字だけしか使われていないのも特徴。とはいえ、ふりがな付きなので低学年でも読めますよ。
「SCRAPヒラメキナゾトキBOOK」(SCRAP出版)
<難易度>★★★★☆
小学校中・高学年向け
SCRAPは、参加型の謎解きイベント「リアル脱出ゲーム」や謎解き検定をつくった会社。
本書はSCRAPの謎解き問題としては平易なものばかり掲載されているので、小学生も楽しく取り組めますよ。
表紙のクマは、SCRAPの公式キャラ「エニグマくん」らしいです。かわいいかどうかは、謎ですが…(笑)。
「ひらめき脳を鍛える ナゾトキ水平思考クイズ」(幻冬舎)
<難易度>★★★★☆
小学校高学年向け
クイズ作家・古川洋平さんによる、水平思考クイズ集。たっぷり全70問掲載されていますよ。
「水平思考クイズ」とは、2人以上のメンバーで楽しむ形式のクイズ。出題者に対して回答者が「はい」「いいえ」「関係ありません」のどれかで答えられる質問を繰り返し、真相を推理していきます。
水平思考クイズといっても本書はそこまで難易度が高くないので、小学生でも無理なく楽しめます。
東大松丸式「名探偵コナン ナゾトキ探偵団」(小学館)
<難易度>★★★★★
小学校中・高学年向け
謎解きに慣れてきた子や高学年の子にオススメなのが、こちらの1冊。
謎解き問題のクリエーター・松丸亮吾さんが監修した、名探偵コナンの謎解き本です。
「子供だましなんでしょ?」と思いますが、やってみるとこれが結構難しい。本の中に仕掛けられたヒントを見逃さず、頭を柔らかくして取り組んでみましょう!
「東大ナゾトレ」(扶桑社)
<難易度>★★★★★
小学校中・高学年向け
東京大学の謎解き制作集団AnotherVisionによる、謎解き問題集です。
東大といわれると「難しそう~」というイメージがありますが、謎解きは頭の柔らかさが勝負なので、意外と小学生のほうが解けることも。家族で競い合ってみるのも楽しいですよ!
この「東大ナゾトレ」シリーズは種類がたくさん発売されています。TV未発表のオリジナル問題が掲載されている、下記の「東大ナゾトレ シーズン2」シリーズも楽しめますよ。
「頭の体操」シリーズ
<難易度>★★★★★
小学校中・高学年向け
1966年に発売され、大人も小学生も夢中で読んだ大ベストセラー「頭の体操」シリーズ。頭をやわらかくしないと解けない問題をいろいろ楽しめます。
作者は心理学者の多湖輝さん。多湖さんは、「固定観念に凝り固まっていると、創造的な人間は生まれない」とし、「諸悪の根源は個人個人の頭の固さにある」という人生観を持っておられたそうですよ。
謎解きで、親子のコミュニケーションを楽しめる。
謎解きは、よほど凝った問題でないかぎり、大人と子供が一緒に楽しめるのが魅力。
たとえば、朝に解く問題を決めておき、子どもは学校で、親は仕事や通勤途中に考え、夜に親子で答えを発表しあうなどすれば、忙しいママ・パパも子供とコミュニケーションが取れますよね。
家族みんなで頭を柔らかくして、賢くなっちゃいましょう!


