妊娠中のみなさん、かわいいベビーが生まれてくるの、今から楽しみですよね!
ベビー服や寝具の準備と一緒に、ぜひ今のうちにやっておくべきなのが「パパ育」。
※もし読者の方にパパさんがいたら、上から目線の記事でごめんなさい…!
「パパ育」は、家族が幸せになる鍵!

最初に断っておきますが、家族にはパパが必要、という話ではありません。
パパとして成長できていないパパは家族を不幸せにするかも可能性があるってことです。
実際の調査でも、夫婦のお互いに対する愛情は第1子の出産前後で大きく減少することがわかっています。いわゆる「産後クライシス」というやつです。
引用:ベネッセ教育総合研究所
上記のグラフを見ると、とくに夫に愛情を感じる妻(オレンジのライン)が、めちゃくちゃ減っていってるのがわかりますよね。妊娠中は74.3%もいたのに、子が2歳を過ぎるとたったの34.0%しかいない。
一方、夫は、子が2歳になっても半分以上の人が妻を愛しています。
なんでこんな結果になるのでしょう。不思議ですよね!
実は、妊娠前と変わらず夫を愛している妻は、
- 「夫は家族と一緒に過ごす時間を努力して作っている」
- 「夫は私の仕事・家事・子育てをよくねぎらってくれる」
…と感じていることがわかりました。
要するに、どんなに仕事が忙しくてもパパとして家族や家事に関わり、妻をいたわっている夫は妻に愛され続けるんだということですね!
パパが家族のために成長する
↓
妻が夫を愛し続ける
↓
夫婦仲が良い
↓
子どももママパパが好き
↓
子どもの教育上にも良い影響
↓
家族が幸せ♡
逆に、なにもしない夫に対して妻の愛が覚めてしまったら…
夫が家事・育児をしない
↓
夫婦仲が悪くなる
↓
子どもも親を愛さない、尊敬しない
↓
教育上も悪い
↓
家族が不幸せ
まあ、上記の流れは極端なたとえですが。
パパが「パパの自覚」を持って成長することが、家族の幸せにつながっていることは間違いないことだと、おわかりいただけたでしょうか。
まずは「パパの自覚」を目覚めさせよう!

出産後、赤ちゃんのお世話はママがメインになりがち。ママは育休中でパパはお仕事があるので、どうしてもそうなってしまいますよね。
そうなると、パパの育児力はなかなか上がらず、ママがどれだけ頑張っているかも理解されにくくなります。
ただでさえ産後は情緒が不安定なうえ、体を酷使しながら育児・家事をしていれば、産後うつを発症したりヒステリーを起こしても不思議ではありません。
出産前の落ち着いたいまこそ、夫婦で「赤ちゃんがいる生活のリアル」を学び、今後の生活について夫婦で話し合っておきましょう!
マンガや本、映画なら、気軽に楽しみながら「パパの自覚」を促すことができるのでおすすめです。
育児系のコンテンツはいっぱいあってどれを選ぶべきか迷うと思うので、個人的におすすめのモノをピックアップしてご紹介しますね。
旦那さんのなかには
妻のおすすめを素直に受け入れる人もいれば、そうでない人も。
後者の場合、押し付けがましくならないよう、
たとえば「TVで〇〇さんが面白いって言ってたよ」など
第3者のオススメ風に伝えてじょうずに誘導しよう!
おすすめマンガ①「ママはテンパリスト」東村アキ子
東村アキ子さんといえば、ドラマ化もされた『海月姫』や『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などで人気のマンガ家さん!
そんな売れっ子漫画家である彼女が、実体験に基づいて描いた子育てマンガです。10年以上前に人気を博した作品ですが、はじめての育児で、予想不能の行動をするわが子にテンパる作者の姿がおもしろおかしく描かれています。
でも、気楽に読めるのでおすすめです!
おすすめマンガ②「たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記」ナナイロペリカン
人気ブロガー・ナナイロペリカンさんの育児ブログを書籍化した1冊。「育児をする=赤ちゃんの命をまかされるってことなんだ!」を実感できるコミックエッセイです。
主人公は育児を頑張るママ。でも、いろいろな「育児あるある」がギュッと詰まってて、子育ての予習にぴったりです!
おすすめマンガ③「あかちゃんのドレイ。」大久保ヒロミ
育児の大変さを大笑いしながら学べるマンガ。赤ちゃんを「国を統治する女王様」にたとえ、「国民=ドレイ」であるパパとママがそのお世話をする…という架空設定がまずおもしろい!
たまに近隣国のジジババが女王様に貢物を持ってくるなど、「あるある」がコミカルに描かれています。
おすすめ本①「新しいパパの教科書」ファザーリングジャパン
良いパパとは?良い旦那さんとは(≠亭主関白)?をわかりやす~く解説してくれる良書。
はじめてパパになることを不安に思っている旦那さんにおすすめです。
妻の立場から見ても、「よくぞ書いてくれた~!」というような内容がサラッと書かれているので必読です。
おすすめ本②「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」萩田和秀
妊娠した妻のカラダの変化にとまどっている旦那さんは結構多いもの。
そんな旦那さんにおすすめの1冊。著者は、人気漫画『コウノドリ』の主人公・コウノトリ先生のモデルになったお医者さん!大阪の周産期医療センターに勤務する産科医の視点で、「妻の妊娠・出産とうまく付き合う方法」を知識を交えながら教えてくれます。
おすすめ映画「インクレディブル・ファミリー」
「ヒーローもののアニメ映画でしょ」と敬遠するなかれ!なんとこの映画では、パパが日常的に育児をするとどれだけ大変か?が描かれているんですよ。
ストーリーは、主人公の妻がヒーロー活動に復帰することになり、代わりに育児も家事もできない主人公が赤ちゃんの世話に奮闘する…というもの。
バード監督はこの映画を通して、ヒーローが平和を守るヒーロー活動と同じくらい、「子育て」は大事なことだ…というメッセージが込めたそうですよ。
ちなみに本作は、『アナ雪』『トイストーリー3』などを抜き去って全米歴代No.1を記録!映画としても納得の面白さなので、おすすめです。
「出産後の家事分担ルール」を決めよう!

最近、婚前契約書を取り交わすカップルも多いそうですね。結婚後の生活をスムーズに進めるために、事前にいくつかの取り決めをしておくのはとってもいいアイデア!
それと同じように、「産後の生活のための家事分担ルール」を決めてみませんか。
「家事分担なんて、気づいた方がやればいいんじゃないの?」と思う方もいるでしょう。
でも実は、家事の分担は、出産後の夫婦関係を左右するといってもいいくらい、めっちゃ大事なことなんです。
ということで、まずは、日々やっている家事を書き出してみてください。「名もなき家事」も思いつく限り…。
たとえばこんな感じで↓↓↓
朝 | 担当 |
□ゴミの仕分け | |
□ゴミ出し | |
□朝食をつくる | |
□食器を洗う | |
□掃除機をかける | |
□トイレを掃除する | |
□洗濯ものを取り込む |
夕方 | 担当 |
□食材の買い出し | |
□洗濯ものをたたむ→しまう | |
□洗濯機を回す | |
□洗濯ものを干す | |
□お風呂を掃除して沸かす | |
□夕食をつくる | |
□食器を洗う | |
□食器をしまう |
週末 | 担当 |
□シーツを交換し洗濯する | |
□〇〇〇を掃除する |
上記のほか、
- 「麦茶をつくる」
- 「ゴミ箱を洗う」
- 「生協などを注文する」
- 「植木に水をやる」
というようなルーティンでやっていることもピックアップ。
さらに、
- 「電球・トイレットペーパーの交換」
- 「洗剤の詰め替え」
のような必要に応じてやらねばならないことなどもお忘れなく!
こうしてみると、結構やらなくちゃいけないことって、多いな~って思いませんか。
赤ちゃんが生まれたら、夜も昼もなく2~3時間おきに授乳・おむつ替えがあり、ママはずっと寝不足状態になります。とてもじゃないけど、上記リストのような内容を完璧にはできません。
なので、出産前にパパに「子育てを楽しくスムーズにするために、分担しない?」と明るく持ち掛けてみてください。
\たとえばこんなペナルティ…/
「できなかったら100円貯金」とか、
「マッサージ5分」とか、
「おわびのお菓子を買ってくる」とか。
ママもパパも完璧にできなくていいんです。決めておくだけでもかな~り気持ちが楽になります。
じゃないと、近い将来、「私だけが家事・育児をやってるーー!」って不満を抱えて苦しくなっちゃうので…。
紙に書いて冷蔵庫にでも貼っておくといいですよ!
このルール決めのメリットは、下記の3点!
- ママが「1人でなんでもやらなくちゃ!」って
自分を思い込まないこと。 - パパが「自分も家庭の役に立っている!」と実感できること。
(気分だけイクメン!や、
給料稼いでるだけおじさん!はNO!NO!です)
- 家事ってこんなにたくさんあるんだ!
分担しなくちゃできないね!…という確認。
パパ育成は、出産後からでもいい?

実際に赤ちゃんが生まれてくれば、パパの意識も高まってくるはず…と思いますよね。
ですよね~。
私もそう思っていました。(遠い目)
何事も最初が肝心と言いますが、「パパが育児・家事に協力的になってくれるかどうか」も最初のスタートダッシュが重要。最初にママが頑張ってあれこれやっちゃうと、それが当たり前になって、あとで挽回するのが難しくなります。
出産後の生活をスムーズにするためにも、出産前の今のうちから、旦那さんの意識を高めておくことがめっちゃ大事じゃないかなあと思いますよ。