子どもはなにかと病気をもらってくるものですが、子育て9年目にして初めて「シラミ」をもらってきました。シラミってのは、髪の毛で増殖する小さな虫ですよ。
もらってきたのは長女(4歳)。
ということで!この記事では、わが家のシラミとの闘いを公開したいと思います。(大げさ!)
「シラミだ!」と確信した理由
「娘がよく頭をかいている。汗のせいでかゆいんだな」なんて思っていた私。シラミがいるなんて夢にも思っていませんでした。
白っぽいものが1つ2つ見えても「フケだな」としか…
ある休日、久しぶりにヘアアレンジでもしてやるか!と耳上の髪をブラシでグイッと持ち上げたら、髪の根元に白いフケのようなものが10個以上、びっしりと…。

「ぎょ!」というか、「ぎゃ!」ですよ。
ネットで軽く調べたら、「指で髪を挟んで、スーッと取れなかったらシラミの卵かも…」とのこと。やってみたらほとんど取れない。いや、これ、シラミの卵やん。
シラミの卵が多いのはココだよ!
- 耳の上やうしろなど側頭部
- 後頭部から襟足
- 髪の根元
シラミがよくいる耳のうしろや襟足の髪をめくったら、シラミの卵だらけでした。
この時点で成虫は見つけられなかったけど(隠れるらしい)、フケにしては病的な量なので、シラミの卵だと確信した次第です。
シラミはどれくらい有害なの?
人間に寄生するシラミには3種類あり、なかでも頭髪に寄生するのはアタマジラミというタイプ。頭皮から血を吸って、髪に卵を産んで繁殖します。

アタマジラミの有害性は、とにかく「かゆい!」こと。気持ち悪さはMAXだけど、死ぬほど怖い虫ではない…というのが私の印象。
有害性は低いけど、掻き傷などからバイ菌が入っちゃう心配はあるので、シラミがいるときは爪を短くしておきましょう!
アタマジラミの特徴 ※知っておけば恐怖も半減する(かも)
- 飛べない
- 人間から離れたら数日中に死ぬ
- 吸血する→かゆみ、湿疹につながる
シラミになってしまう理由
「うちの子の髪にシラミがいるっ!」と確信したときは、本当にショックでした!

毎日髪を洗ってるのになんでじゃ~と叫びたいくらいの気持ちですよ。
断言しますが、シラミは清潔にしていてもうつります!シラミは不潔なところが好きなんじゃなく、髪の毛で暮らすのが好きだからです。
幼い子供は、友達と頭や体をくっつけて遊ぶことが多いですよね。距離感が近すぎるというか…(笑)。A子ちゃんの髪からB子ちゃんの髪へと、シラミは移動していくんです。
シラミ対策は「医薬品」×「くし」!

step1. 「医薬品」で、成虫・幼虫をやっつける!
シラミを除去する医薬品はいろいろありますが、有名なのはスミスリンというシリーズでしょうか。
シャンプータイプが手軽ですが、顔や体に薬品がつくのはちょっと…と思い、わが家はスミスリンのパウダータイプを選びました。
パウダーを頭に振りかけて髪全体に行き渡らせたら、シャワーキャップやタオルで頭を覆って1時間。その後普通にシャンプーをするだけ。
↓ こんな状態で1時間、録画しておいた「実写版シンデレラ」を見せました。ロマンティック~♪


これで成虫・幼虫は死滅(のはず)。でも、シラミの卵はまだ元気です…!
※以下は、2019年7月追記。
私の甥っ子(小1)もシラミをもらってきたらしく、スミスリンシャンプーで撃退したと報告が。肌に特に影響はないようなので、パウダーが面倒な人はシャンプーもいいかも!親も使いやすいしね。
step2. 専用の「くし」で卵を徹底除去!
髪に産み付けられた卵は、放っておくと7~10日間で孵化。その後1~2週間で成虫になり、1日に3~4個ずつ産卵するように…。

1匹のシラミは死ぬまでの1か月間で約100個の卵を産むと!髪の中はもはやパンデミック状態ですな!!!
そんな卵を取るために、わが家は専用の「くし」を購入!金属製のくしの目が、細くて柔らかい子供の髪に付いた卵をしっかりキャッチします。
これが本当にスゴくて!心の底からおすすめします。

このくしで卵がある場所をとかすと、面白いくらいに取れた!死んだ成虫や生きたまま(!)の成虫も計15匹くらい確保しました。
↓ 以下はイメージです。本物はキモイので「塩」で代用。こんな風に、くしの間にテンテンと卵がつきます。見えるかな。

成虫は3~4mmと小さいのですが、このくしで生け捕りできます。シラミが取れるたびに「ぎゃ~!」と大騒ぎしちゃったけど。
1回の処置でシラミを完全除去できた!

うちの娘は、シラミの卵だとわかった日に髪をカット(自宅で)。

さすがに美容院には行けまへん…
その翌日、「スミスリン」+「くし」で対処しました。
それ以来、目を皿のようにしながら毎日卵の有無をチェックし続けています。およそ2週間経ちますが、いまだに卵はゼロ。

これはもう、シラミに完全勝利した!といえるのではないでしょうか!
シラミで病院へ行くなら皮膚科だそうですが、聞くところによると、皮膚科医もスミスリンを紹介するらしいですよ。なので、受診しなくても大丈夫かも…。
ちなみに、娘が愛用している人形たちは、シラミの卵が付いているかもしれないのでビニールに入れて2週間ほど放置しています。


卵が孵化したとしても、シラミは人間の血が吸えなければ数日中に死ぬので、もうそろそろ出してあげてもいいかなー。
シラミなんてもう怖くない!

プールの季節になると毎年、保育園から「シラミにご注意」というプリントが配られますよね。幼い子供が集団生活をしている以上、再びシラミをもらってくる可能性は大。
でも今回購入した「くし」があるから、これからは何も怖くありません。むしろ、かかってきやがれ!くらいの気持ちでおります。
しかしこの記事書いている間、なんか、ずっと、体中がかゆかったわ…。
シラミ情報の参考:「KINCHO」