子供に難関中学を受験させるつもりはない。
でも、勉強はできた方がよく、中・高・大すべて国公立で進学してくれたらなあと内心思っていたりしませんか。
そんな風に考えている方には、Z会中学受験コースで勉強させるのがおすすめ!という記事です。
<この記事でわかること>
・Z会中学受験コースは、受験しない子にもおすすめ
・Z会中学受験コースのメリット、デメリット
中学受験しない子に受験勉強は必要?
結論から言うと、中学受験をしない子に1日数時間のハードな受験勉強は必要ありません。でも、中学受験のために勉強する内容は、公立小学校で学ぶことの応用なので、普段の勉強が問題なくできる子にとっては挑戦する価値があります。
ひと昔前に比べれば大学に入りやすくなったとはいえ、大学まで国公立で進学させるには一定レベル以上の学力が必要です。
単純に考えると、そこそこの国公立大学に進学させるためには、そこそこの高校に通っていたほうが有利です。さらに言うと、そこそこの高校に合格させるためには中学時代にいかに学力を伸ばすかが重要になってきます。
また、ただの中学受験ではなく難関といわれる中学の受験問題は、「思考力」を問われるものも少なくありません。難しい問題について「なぜだろう?」と考える経験は、勉強以外の面でも将来役に立つはずです。
また、「全国統一小学生テスト」など中学受験を志す子供が受けるテストを受けさせるのもおすすめです。
Z会の中学受験コースとは
Z会の中学受験コースはその名の通り、通信教材でありながら難関国私立の中学合格をめざせる画期的な受講内容が特徴です。
通信教材といえば紙、つまりテキストを使って勉強するイメージですが、このコースはテキストととデジタル(iPad)を使うシステム。
アプリのような手軽さのあるタブレット学習で、ただの中学受験ではなく難関中学合格をめざす内容をどうやって学ぶの?と、私も非常に疑問に思っていました。
プロの授業を何度でも見られる!まるで塾!
難関といわれる中学に合格するためには、公立小学校で学ぶ内容だけでは不十分ですよね。
では、Z会は通信教材でどうやって高度な知識やテクニックを身に着けさせるのか。
それは「プロの講師による映像授業」でした。
<Z会中学受験コースの進め方は、こんな感じ…>
① 「映像授業」でインプット
会員専用のアプリで映像授業を見る。
→授業を見ながら鉛筆を持って「授業ノート」の空欄を埋めるので、理解が深まりやすい。
② 「練習問題」で定着させる
授業で学んだ内容を練習問題でチェック。
→全問題に講師による映像解説があり、見直せる。
③ アプリで「ドリル」に取り組む
タブレット上で手軽に問題を解ける。
→自動で丸付けされるので便利。
④「添削問題」で総復習
添削問題に取り組んで提出。
→間違った箇所をチェックしてやり直す。
ドリルはタブレットで。ゲーム感覚で取り組める
Z会の中学受験コースは、重要な要点は映像授業でじっくり学んだあとは、手軽なタブレットでドリルに取り組ませるシステムです。映像授業よりもドリルのほうが数が多くあります。
ドリル問題をやっている最中に、答えがあっていると「ピコン!」、間違っていると「ブー!」と鳴ります。
どこかで読んだ話で出典はわからないのですが、「勉強とは正解することではなく、知らないことや分かっていないことを知ることだ」という言葉が心に残っていて(うろ覚えなのでニュアンスです)。本当にそうだな~と思いませんか。
なので、わが子が間違えたときは、「間違ってもいいんだから、どこを間違えたかを解説で調べてよ」と言うようにしています。
添削問題はネット提出OK。返却もスピーディ!
通信教材の定番ツールである「添削問題」。回答用紙を送ると先生が赤ペンで朱書きを入れて返却してくれるというシステムです。
添削問題は成績を出すものではないので、これまでの授業ノートや辞書などで調べて記入してもいいと書いてありますが、テストのように何も見ずに取り組んでもいいと思います。
従来は郵送でZ会に送っていましたが、Z会の中学受験コースでは回答用紙をスキャンしてWEBで送信できるのでめっちゃ便利です。
しかも、3~4日で返却されるので、子供が内容を覚えているうちに見直しができるのもいいですね!
到達度テストで、子供のレベルを知る!
添削問題は毎月の復習みたいなものですが、そのほかに中学受験コースでは年2回「到達度テスト」が行われます。
決められた日にそれぞれの受験生が自宅で取り組むテストです。回答用紙を送ると、後日添削が返ってきて、点数や偏差値などが出ます。
Z会からは回答用紙とともに上記のような詳しい「回答・解説」の冊子が送られてくるので、親子でテストを見直す際もスムーズに説明できます。
Z会中学受験コースのメリット
Z会中学受験コースは、難関中学合格をめざす子供向けの通信教材ですが、中学受験をしない子にとってもメリットはたくさんあります。
- 基礎を固め、応用問題を解く力が付く。
- 難問を通して「思考力」を高められる。(主に算数)
- 難問を通して「知識」を付けられる。(主に国語)
- 小学校で上位でも全国ではそうでないとわかる。
<息子に小1からZ会で勉強させている私のリアルな感想>
公立小学校の復習・応用だけでなく、より深い学びができるよう考えられた通信教材なので、くもん・学研などで先取り学習するよりもずっと意味があると思います。
Z会中学受験コースのデメリット
Z会に限らず、すべての通信教材は、自宅で学習する習慣のない子には向いていないかなと感じます。
とはいえまだ低学年の子であれば、親の言うことを聞う年代だと思うので、Z会なり市販の参考書なりを使って毎日短時間でも勉強するルールを作ってあげれば、自宅で学習する習慣は作れるのではと思います。
また、Z会の中学受験コースはレベルが高めなので、公立小学校での勉強がほぼこなせている子供でないと自信を喪失させてしまうかもしれません。
「算・国」だけの受講でも十分!
中学受験コースは算数・国語・理科・社会の4教科あります。中学受験するなら当然4教科受講すべきですが、中学受験をしない子なら「算数」と「国語」だけでも十分意味があります。
むしろ2教科にじっくり取り組ませることで、わからなかった箇所を映像授業でもう一度振り返ったり、長文読解を再度やらせたりすることができているのかなと感じます。
Z会で勉強し続けているおかげで、学校での成績は問題なし。
息子は以前はよく「俺は天才」と言っていましたが、Z会の中学受験コースにしてからは添削や到達度テストで全くダメダメな成績しかとれないので、親子ともども調子に乗らずに済んでいます(笑)。