この記事では、大阪府内の異なる病院で2児を出産した長女・スミーが、
実際に支払った出産費用について紹介しています。
これから出産を迎えるという人は、
今通っている病院の出産費用が高いのか安いのか、
気になっていますよね。
まだどの病院で産むかを決めていないという人も、
出産費用が一般的にどれくらいかかるのか
知りたいのではないでしょうか。
ちなみに、どんな妊婦さんでも
加入している健康保険から「出産育児一時金」として
1児につき42万円支給されます。
ただ、出産時や赤ちゃんの状況によっては出産費用がかさみ
この42万円でも足りないことがあるんです!
私・スミーは大阪府内で、
2010年に第1子を、2014年に第2子を、別の病院で出産。
たった2回の経験しかありませんが、
状況や病院が変わると出産費用も全然違いました!
具体的な明細とともに公開したいと思います。
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<この記事は約8分で読めます>
第1子の出産費用は、自腹18万円越え!@N病院

第1子を出産したのは、大阪市内にある、わりとデカめのN病院です。
いわゆるザ・総合病院で、セレブな産院ではありません。
当時の自宅(北堀江)から徒歩圏内だったので、
『おや?妊娠したかも?』と思ったときに
あまり深く調べもせずここへ行ったのです。
実は、初診時に子宮筋腫が3つもあることがわかり、私は一気に不安に…。
幸い、妊娠&分娩に支障はない位置で医師からも「大丈夫」と言われていましたが、そこからまじめに産婦人科について調べ始めました。
調べた結果、
◆ 子宮筋腫のせいで何か起きるかもしれないから総合病院が安心。
◆ N病院は婦人科の技術も高いらしい!
…という理由でN病院で産むことに決めたのでした。
ちなみに。
5回目ぐらいの検診時に『この病院で産みますか?
産むなら分娩予約してくださいね』と言われました。
すでに何回か診察を受けていて、
ここで産む気マンマンで通ってたのに、
予約うんぬん聞かれるんだな~と思った記憶があります。
かかった出産費用@N病院
そして気になる出産費用ですが、下記がその明細です!

しめて、607,525円也。
国から支給される
出産育児一時金(当時42万円)を差し引くと、
自腹金額は187,525円でした。
子どもを無事に出産できたことは何より感謝すべきことですが、
いやはや出産費用としてこれは高いのか、安いのか…。
まあ、わが家の場合、ポンッ!と気軽に払える金額でないことは確かでした。
出産育児一時金とは
妊娠4ヵ月(85日)以上の方が出産→1児につき42万円
※産科医療補償制度の対象外となる出産→1児につき40.4万円
(産科医療補償制度とは、分娩に関連して重度脳性麻痺となった赤ちゃんが速やかに補償を受けられる制度で、分娩を取り扱う医療機関等が加入する制度)。 ※情報元はこちら
出産費用の内訳@N病院
N病院では個室でもないフツーの6人部屋に入院してたのに、
なんでこんな高いんや!と倒れそうになった私。
さてさて、何がそんなに高かったのか?
項目ごとに検証してみますね。
【入院料】307,645円。
入院料は宿泊した日数分だけ支払う必要があり、
N病院では初産婦さんは7泊8日のが規定でした(2010年当時)。
初産じゃない人は1日早く退院できるので、
おそらく入院料も私よりは安く済んだのでしょうね。
なお、N病院の公式サイトによると2020年現在、
6日入院で56万円(特別室は66万円)、
7日入院で60万円(70万円)のようですよ。
【新生児管理保育料】64,000円
これは入院料と同じで、入院している日数が長いとその分かかるもの。
赤ちゃんは私と一緒に退院したので、7泊8日分ですね。
【産科医療補償制度】30,000円
【産科医療保障制度】とは、お産をしたときに何らかの理由で
重度脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族のための補償制度。
この制度に加入している病院であれば、必須で支払わなければなりません。
大抵の場合、出産前に申請書類を渡され、署名捺印を求められます。
【その他】31,510円
その他とは、まあオプションみたいなものですね。
ただ、私の場合は理由は明白です。
微弱陣痛を「陣痛だ!」と勘違いして
フライイング入院してしまった分の追加費用
だと思われます。
実は私、出産の数日前に微弱陣痛(軽い生理痛みたいなレベル)で大騒ぎして
夜中に病院へ駆け込み、翌朝に帰るという
謎の1泊をしちゃったんですよね。
さらに、分娩した日がちょうど日曜日だったので、
休日料金も加算されています。
◆ もともとの価格設定が高めの病院だった
◆ 私がフライング陣痛で入院してしまった
◆ 分娩日が日曜で追加料金がかかった
分娩自体はわりと問題なくスムーズだったので、
上記のポイントが出産費用が高くついた要因かなと分析しています。
高かった出産費用のモトはとれた?@N病院
N病院はセレブな産院ではなく立派なザ・総合病院でしたが、
産婦人科の評判が高く、妊産婦さんへのサービスも意外と良かったです。
N病院での入院中にもらったものや、
入院生活がどんな風だったかをまとめてみましたので、
産院選びの参考にしてくださいね!
N病院でもらったモノ&サービス
□ 陣痛と分娩時に着る産婦服(借りる)
□ 新生児のニット帽(もらえる)
□ 新生児の白い肌着(入院中はずっとこれを借りる)
□ 産声が聞けるカード←これはウレシイ。いまでも時々聞いてます!
□ 出生時の写真と手形(上のカードについてる)
□ リーガロイヤルホテルのお祝い膳
□ アロママッサージのサービス
(部位を選べて、私は腰と背中をしてもらった)←気持ち良かった~
□ 各企業のサンプル入りお土産バッグ
□ 廊下にお茶(無料)←笑
N病院での入院生活レポート
●食事は、ベッドの上で食べるのが基本。家族が来たら小さな談話室でもOK。
●シャワーは産んだ当日から浴びられました。
●大部屋は6人部屋で、隣のベッドとの距離が近く、間仕切りはカーテンのみ。隣の人の気配や物音、かな~り気になりました。おならするのにも気を遣う感じ(笑)。個室は専用のトイレもあって広々していましたよ!
●母子同室にするかどうか、選べます。私は第1子出産だったので「早く育児に慣れなければ!」と張り切って母子同室を選びました。これがね、あとで後悔しましたわ。赤ちゃんが夜中に泣くと、周囲に気を遣うので疲れました。なんせカーテン1枚隔てただけのすぐそばに、隣のママさんが寝てるんだから…。
●LDR室あり。私が産んだ翌年にできました。私もLDR室で生みたかったわ~。私の場合、陣痛は苦戦したけど、子宮口が開いてから赤ちゃんが出てくるまでのスピードは医師が間に合わないレベルだったので。(その話はまた別の機会にでも)
ちなみに、2010年当時は妊婦検診時の3Dエコーもありませんでした。
(他病院でも数万円払わないと見れなかったような時代)。
・はじめての出産で右も左もわからなかった私。
・「こんな出産がしたい!」という希望もとくになかった。
・出産費用のことを全く考えずに
医療体制が整っている点でN病院に決めたら、
思いのほか価格設定が高めの病院だった!
・都会の病院らしくお祝い膳などは大満足。
そう、2人目を産むまではね…。
第2子の出産費用。実費は驚きの3万円!@K病院

第2子である長女は、別の病院で生みました。
N病院が嫌だったのではなく、単に引っ越しをしたから。(ちなみに東大阪市です)
かかった出産費用@K病院
びっくりするかもしれないので最初に書きますが、
K病院の精算時に支払った実費は、
な、な、なんと、32,799円。
病院を変えた理由は、ただ単純に家を引っ越ししたからで他意はありません。
今の居住エリアにも有名でセレブな個人病院はいろいろあったのですが、
今回も私は子宮筋腫のことを考え、総合病院での出産を選択。
私はケチなので、病院の初診料さえ惜しく、
最初からK病院で産むつもりで診察予約を入れました。
出産費用の内訳@K病院
K病院で支払った実費は32,799円でしたが、
明細書は医療費控除申請のため税務署に提出してしまったので、
額面しかわかりません。
ただ、わかる範囲で内訳を書いてみましたので、ご参考までに。
入院費
K病院の入院費の目安は、約45万円(産科医療補償制度30,000円を含む)。
産科の待合室に書いてありました。
入院日数
自然分娩で初産の場合、
出産翌日から数えて6日目(経産婦は5日目)に退院するのが基本。
初産や帝王切開などの場合は、もっと費用がかさむでしょう。
その他
今回の出産でコレは高くついたかもな~?と思われるポイントが2つあります。
1つは、
産む前日の深夜に病院に駆け込んだこと。
2つ目は、
出産した日が日曜日だったので休日料金をとられているでしょうね。
出産費用は安いけど、サービスは?@K病院
第1子を産んだN病院よりも出産費用が安くて済んだK病院。
安かろう悪かろうか?と思いきや、そんなことはありませんでした。
N病院との違いを明らかにするために、
K病院で受けたサービスや入院生活についてもまとめてみました。
K病院でもらったモノ&サービス
□陣痛と分娩時に着る産婦服(借りる)
□陣痛と分娩時に履く着圧ロングソックス(購入)
※メディキュットを持参したけどそれではダメだったようです。
□新生児の白い肌着(入院中はずっとこれを借りる)
□出生直後の写真(外で待機してたパパも一緒に)
□誕生数日後の足形
□お祝い膳(和洋折衷。超大量)
□各企業のサンプル入りお土産バッグ(ミ○ハウスのタオルとか)
□マッサージのサービス(服の上から背中を簡単に)
□廊下にお茶(無料)←これってどこでもなの?笑
K病院での入院生活レポート
●大部屋は6人部屋。N病院と違うのは、隣の人との境に「ベンチ付きの壁」があること。周りの音は聞こえるけど、かなり個室っぽい感覚でくつろげました。
●食事は入院中の経産婦たちが集まって、眺めのいいテラスで。もちろんしんどいときは、1人でベッドで食べることもできました。
●お祝い膳ももちろんありました。追加料金を払えば旦那さんなど家族と食べれます。
ホテルや料亭のものじゃないけど美味で、食べきれないほど量が多くて大満足。和洋折衷のコース料理でしたね。
●週に1度バイキングランチの日があってこれも楽しかったな。
ただ、出産日によってはバイキングの日の前に退院することになっちゃう子もいましたが…。
●母子同室は、大部屋では不可。個室なら希望すれば母子同室にできますよ。
もちろん数時間おきに授乳室へ行かねばなりませんが…。
●シャワールームは設備も新しくて清潔。出産当日から使用できました。シャワールームの他に、鏡とイスが複数並べられた洗面台スペースがあり、そこでスキンケアもできました。
●検診のときに3Dエコーがあり、頼んでもないのに録ってくれてDVDでくれました。毎回ではないけどね。もちろん無料でした。これはK病院で一番驚いたことだったなあ。(長男出産時の2010年とは大きな違いっ!)
病院を決める際は、出産費用もチェックしよう

私はたまたま第1子と第2子を別の病院で産むことになったので、
出産費用も入院中の過ごし方も随分違うものなんだなあと
実感することができました。
出産する病院を選ぶ際のポイントはいろいろあると思います。
出産費用は、
分娩の状況や母体・赤ちゃんの健康状態によって
入院日数や医療的な処置なども異なってくるので、
一概に「この病院は安い」「あっちの病院は高い」とは言い切れません。
今回ご紹介した私の明細を参考にしながら、
出産にかかる予算を準備しておいてくださいね。
出産費用の面でも後悔しない病院選びのために、
出産における優先順位ポイントを
夫婦で話し合って整理しておくのもおすすめ!
✅ 費用をなるべく抑えたい
ラグジュアリーな産院でなくても費用が高いところもあるので基本料金をサイトなどで確認しよう。出産育児一時金42万円の他に、いくら実費を準備できるか考えてみてね。
✅ 病院の立地にこだわりたい
出産が近付くにつれて検診に通う頻度も高くなるので、通いやすさも大事。陣痛に苦しみながら車orタクシーで行ける範囲かどうか確認しよう。
✅ お産のスタイルにこだわりたい
陣痛~お産まで同じ部屋でできるLDRのある病院、無痛分娩・和痛分娩ができる病院、アットホームな助産院で家族と一緒に出産…など、どんな風に出産するかが明確なら、そこを第一にして病院を選ぶといいですね!
✅ 自分や赤ちゃんの状態が気になる
たとえば私のように子宮筋腫がある人や高齢出産の人、なんらかの持病がある人は、出産+αの心配がありますよね。総合的に対処してもらえる総合病院のほうが安心できるのではないでしょうか。
✅ 産後を楽しみたい
妊娠・出産を乗り越えたママへのご褒美として、食事がおいしそうな病院やゆっくりすごせる環境の整った病院、設備がきれいな病院を選ぶというのもありですよ!退院したら育児は待ったなしなので!
✅ 入院中に育児に慣れておきたい
産後すぐに母子同室できる病院なら、すぐに赤ちゃんのお世話ができるし、助産師さんにお世話のコツなどを習うこともできます。ちょっぴりしんどいけど、ヤル気のあるママさんにはおすすめですよ~。
✅ 産科医の質にこだわる
分娩実績を積んでいるベテラン医師や、婦人科系の病気にも強い医師など、レベルの高い医師がいる病院は安心感が違います。総合病院だと産科医も複数名いますよ。
✅ 病院でママ友をつくりたい
入院中は、赤ちゃんに授乳するため数時間おきに顔を合わせるので、いやでも顔見知りになります。私が出産したK病院のように、みんなで集まって食事をとる病院などではいやでも仲良くなるので、ママ友が欲しい人にはおすすめかな。笑
出産費用が高いか安いかは、産んでからわかる

はじめての妊娠、ホントに右も左もわからなくてドキドキですよね。
出産費用が高いか安いかも、
実際に産んでみなければどうなるかわかりません。
とはいえ、出産は一生に一度のことなので、
後悔しないよう、しっかり事前に調べることをおすすめします。
事前に見学させてくれる病院なら、
遠慮なくガンガン見てまわり、質問しましょう!
なにはともあれ、母子ともに健康に!が第一です。
しっかり準備して出産に備えましょう!
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