この記事では、そろそろ臨月だけどまだ出産準備をしていない人や何を買えばいいか迷っている人のために、2児出産経験のある私が本当に必要なアイテムだけを厳選して紹介します。
これから紹介するのは、赤ちゃんのグッズではなく、
ママの入院に必要なアイテムだよ!
赤ちゃん用の出産準備リスト(秋冬生まれ用)はこちらの記事でどうぞ。
病院でもらう冊子や、プレママ雑誌などに載っている出産準備リストを見ると、買うべきものがたくさんありすぎてびっくりしますよね。
リスト通りに全部を買うと、
合計金額が驚くほど高額に!
買ったけど全く使わなくてムダになることも!
とくに初めての出産を迎える人にとって、出産準備の用品は未知の世界。
出産準備リストを見ても「コレはなにに使うの?本当に必要なのかどうかもわからない…」という人は多いのではないでしょうか。
この記事では、2児を出産した私のリアルな経験に基づき、
- 本当に必要なアイテムとは?
- 買わなくてもいいアイテムとは?
- 何に使うアイテムなのか?
これから出産準備を購入する妊婦さんやご家族のために、この3点について詳しく解説しています。
とくに「何に使うアイテムなのか?」がわかれば、自分でもいる・いらないが判断できると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
妊娠後期~出産後の授乳期は、血液をたくさんつくらなければいけない時期ですよね。血液のもととなる葉酸や鉄分がたっぷり入ったサプリで体調管理する人が増えています。
人気葉酸サプリの口コミを調べメリット・デメリットをまとめた記事も参考にしてみてね♪
「妊娠中に太り過ぎちゃった~」という人は、こちらの記事もどうぞ!
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出産準備はいつ始めるの?

入院のための出産準備は臨月(36週)を迎える前までに整えておくのがベストです!臨月は、いつ赤ちゃんが生まれてきてもおかしくない時期。「予定日までまだまだだし~」とのんきにしていたら、急に破水しちゃった…なんてことも他人事ではありませんよ。
入院に必要なアイテムは意外と多いので、9カ月(32週)を過ぎたら頃から少しずつ準備していくことをおすすめします。
私の友人たちのように、予定日より1カ月も早く破水したり陣痛がきたりしたら、母子手帳と健康保険証だけを持って病院へ行き、出産…となります。
そうなると自分はもう家に帰れない。
つまり、夫や実家の親などに入院に必要なアイテムを揃えて持って来てもらうことになるんです。
また、ドラッグストアなどで手軽に手に入るものならともかく、メガネやコンタクトレンズのような必需品が見つからないと本当に困りもの。
入院に向けて出産準備をきちんとしておくかどうか。それは、その後の入院生活の快適度を左右する!といっても過言ではありません。
私の友人たちのように思いがけず早産になっても慌てないよう、臨月までには出産準備を万全にしておきましょう。
ママの出産準備。本当に必要なアイテムリスト【秋冬用】

秋冬の出産準備に本当に必要なアイテムと、あると便利なアイテムを下記のカテゴリーに分けてご紹介しますね。下記から読みたい項目をクリックすると該当箇所にジャンプできます。
【入院時のマストアイテム】
①□★ | 母子手帳 |
②□★ | 健康保険証 |
③□★ | 印鑑(認印。シャチハタじゃないもの) |
④□★ | 病院の診察券 |
この4点は臨月近くになったらつねにバッグに入れて持ち歩いておきましょう。母子手帳ケースにまとめて入れておけば安心ですね!
【陣痛・分娩時に必要なアイテム】
⑤□★ | ペットボトル飲料(水やお茶) |
⑥□★ | ペットボトル用ストロー |
⑦□ | タオル、うちわ(ミニ扇風機) |
⑧□ | 軽食(ゼリー飲料・グミなど) |
⑨□ | テニスボール |
⑩□★ | 時計(スマホでも可) |
⑪□ | デジカメ・ビデオカメラ・充電器 |
陣痛の程度や時間は個人差がありますが、上記アイテムをすべて使うわけではありません。1つ1つの用途を説明していきますね。
⑤ペットボトル飲料
病院内でも買えますが、夜中で売店が開いていない、自動販売機が遠い、小銭がない…という場合もあるので、1本だけでも事前に準備しておくといいですよ。陣痛が長引くと、汗をかき水分が足りなくなってくるので水分補給は大事です。
⑥ペットボトル用ストロー
ペットボトルの飲み口に装着できるストローです。100均でも手に入りますよ。このストローがあればどんな体勢のときでも水分が補給できます。
⑦タオル、うちわ(ミニ扇風機)
陣痛と闘う妊婦をサポートするためのグッズです。陣痛で妊婦は汗だくになるので、濡らしたタオルやうちわ、ポータブルタイプのミニ扇風機などでケアしてもらいましょう。
⑧軽食(ゼリー飲料・グミなど)
出産は体力勝負!陣痛が長引くと病院では食事が出されるので、食べられそうなら食べましょう。陣痛の痛さで食べられない人も多いので(私は無理だった)、ウィダインゼリーのようなゼリー飲料や小さなグミなどで栄養を補給するのもおすすめです。
⑨テニスボール
陣痛を和らげるためのアイテム。病院の陣痛室にも置いてあるかもしれませんね。陣痛が強くなってきたときに、テニスボールでお尻を強く押してもらうと痛みがマシになります。なければ手でもOK。
子宮口がしっかり開くまでいきんではいけないけど「いきみたい!」というときの、いきみ逃しにも有効ですよ。
⑩時計(スマホでも可)
陣痛の間隔をはかるために時計やスマホが必要です。「陣痛タイマー」付きのアプリも人気がありますね!
産後の入院中も、赤ちゃんの授乳時間や自分の診察時間などを知るために時計が欠かせません。
⑪デジカメ・ビデオカメラ・充電器
出産の記録を残すための機器もお忘れなく。立ち合い出産をしない場合でも、デジカメやスマホがあれば助産師さんに赤ちゃんやパパとのショットを撮影してもらえますよ!
【出産後の入院生活で必要な衣類(秋冬用)】
⑫□★ | パジャマ(前開きタイプ) | 3枚 |
⑬□★ | 産褥ショーツ | 2~3枚 |
⑭□★ | 授乳用ブラ | 3枚 |
⑮□★ | スリッパ | 1足 |
⑯□ | はおりもの | 1枚 |
⑰□ | 靴下 | 2足~ |
⑱□★ | 退院時の服・下着・靴 | 一式 |
たとえば「産褥ショーツ」など、はじめて出産する人は聞いたことも見たこともないですよね。それぞれ具体的にどんなアイテムで何に使うのかを、詳しく説明してきますね!
⑫パジャマ(前開きタイプ)
なぜ「前開き」がいいかというと、赤ちゃんに授乳するためにおっぱいをサッと出すため。おっぱいの部分だけを開けられる授乳用パジャマでもいいし、なければ普通の前ボタンパジャマでもOKです。
⑬産褥ショーツ
産褥ショーツとは、生理用ショーツのお股部分がマジックテープでパカッと開けられるようになっているショーツのこと。
産後はお股から悪露(大量の血みたいなもの)が出続けるため、産褥パッドという巨大ナプキン(というか、ほぼ紙おむつ)をつける必要があります。産後すぐのママはお股が痛くて動けないので、助産師さんがショーツのお股部分をパカッと開いて産褥パッドを付け替えてくれるというわけ。
⑭授乳用ブラ
ブラをペロッとめくればすぐに授乳できるよう作られている特殊なブラジャー。スポーツブラのゆるい版…みたいな感じのものです。
生まれたての赤ちゃんの肌に触れてもいいよう綿素材のものがおすすめですよ。
⑮スリッパ
病院内を移動する際に履くスリッパ。普通のスリッパで大丈夫ですが、おすすめは滑りにくいタイプです。赤ちゃんを抱っこしたときによろめいたりすると危険なので。
あったかい素材のものだと病院内では暑すぎる場合もあるので、寒いときの温度調節は靴下で!
⑯はおりもの
病院内は空調管理が徹底されているので、秋冬でもパジャマ1枚で快適に過ごせますよ!
ただし食堂や売店に行ったりするときなどは肌寒いことも。カーディガンやパーカーなど羽織ものを持って行くといいですよ。
⑰靴下
夜中に授乳室へ行くときなど、足元がひんやりしています。冷え対策のための靴下があると安心ですね。
⑱退院時の服・下着・靴
意外と忘れがちなのが、コレ!入院時はパジャマや部屋着のままだったりするので、事前に準備しておくか、家族に頼んで後で持って来てもらいましょう。
出産後の入院生活で必要なアイテム
⑲□★ | 会社に提出する書類 | |
⑳□★ | 産褥パッド | 入院中にネットで買えばOK |
㉑□★ | 夜用のナプキン | |
㉒□★ | 骨盤ベルト | |
㉓□★ | 洗面用具(はみがき・洗顔・ブラシ・髪留め等) | |
㉔□★ | ティッシュ(箱ごと!) | |
㉕□★ | お箸、コップ | |
㉖□ | 小さめの水筒(サーモスなど) | |
㉗□★ | ハンドタオルやハンカチ | |
㉘□★ | バスタオル | |
㉙□★ | スキンケアアイテム | |
㉚□ | メイクアイテム | |
㉛□ | リップ、ハンドクリーム | |
㉜□★ | 筆記用具 | |
㉝□ | ビニール袋(汚れ物やゴミ入れに) | |
㉞□★ | メガネ、コンタクトレンズ |
それぞれのアイテムがなぜ必要なのか、下記で詳しく解説していきますので参考にしてみてくださいね。
⑲会社に提出する書類
赤ちゃんが無事生まれたら役所に出生届を出すだけではありません。育休や健康保険関係の書類を会社に提出する必要がありますよ。
⑳産褥パッド
オムツ並みの大きさがある超大型ナプキン。産後にお股から出る悪露を漏らさないため、産褥ショーツにつけて使います。
もし病院が産褥パッドを余分に用意してくれていないのであれば、入院中にネットで購入すればOKです。
㉑夜用のナプキン
悪露は、出血量の多い生理みたいなもの。産後数日は大容量ですが、マシになってくると夜用のナプキンで対応できるようになります。
㉒骨盤ベルト
赤ちゃんを産むために妊産婦の体は、骨盤がゆるゆるになっています。なので産後はすぐに骨盤ベルトを使って骨盤を締め、体がゆがまないようにしておくことが大事です!

㉓洗面用具(はみがき・洗顔・ブラシ・髪留め等)
普段旅行に行くときの準備と同じようにしよう。これらは万が一忘れても病院の売店やコンビニでも買えるので、なんとかなります!
㉔ティッシュ(箱ごと!)
食事や授乳の際など、入院中はティッシュを使う機会が多いので箱ティッシュを持って行きましょう。
㉕お箸、コップ
お箸やコップを出してくれる病院もありますが、そうでないところもあるので。割りばしや紙コップを多めに持って行けば、家族や友達が来たときも使えますね!
㉖小さめの水筒(サーモスなど)
お茶などを無料で提供してもらえる病院もあります。水筒に入れて自分のベッドに持ち帰れば、いちいちくみにいかずに済むので便利です。
㉗ハンドタオルやハンカチ
歯磨きや洗顔後に使ったり、汗を拭いたりするのに使います。
㉘バスタオル
入院中にシャワーを浴びた時に使います。
㉙スキンケアアイテム
入院中はノーメイクだからこそ、スキンケアはきちんとしておきたいですね!産後はホルモンバランスも乱れがちなので、保湿!保湿!保湿です。
㉚メイクアイテム
私の経験上、どのママもノーメイクで過ごしていましたが、軽く眉毛くらいなら描いてもいいと思いますよ。
㉛リップ、ハンドクリーム
秋冬は乾燥するので欠かせませんよね。若いママさんは大丈夫だと思いますが、アラサー以上の方は必須じゃないでしょうか。
㉜筆記用具
会社や役所に提出する書類を書いたり、授乳した時間や量をメモしたり、沐浴の仕方をメモしたり…。入院中は意外と筆記具を使うことが多かったです。
㉝ビニール袋(汚れ物やゴミ入れに)
入院中の汚れ物を家族に持って帰ってもらうときなどに必要です。
㉞メガネ、コンタクトレンズ
目が悪い人は忘れずに!使い捨てコンタクトレンズの場合は入院日数よりちょっと多めに持って行きましょう。
入院中にあったら便利なもの
□ | イヤホン、本、雑誌など |
□ | ボディシート |
□ | 水を使わないシャンプー |
□ | ティーバッグ |
□ | アイマスク、耳栓 |
□ | 割りばし、紙コップ |
□ | 爪切り、綿棒 |
□ | バスタオルを干せるハンガー |
□ | 洗剤 |
㉟イヤホン、本、雑誌など
入院中は沐浴実習や数時間おきの授乳、診察などがあり、それほどヒマな時間はありませんが、気分転換できるアイテムがあるといいですよ。イヤホンで音楽や動画を楽しんだり、読みかけの本や雑誌を持って行くのもいいですね!
㊱ボディシート
産後すぐシャワーを浴びれない場合に、体を拭くためのシートがあると重宝します。陣痛・分娩時にものすご~く汗をかいているし、秋冬でも空調のきいた室内だと汗ばむことがあるので、意外と便利ですよ。
㊲水を使わないシャンプー
これもボディシートと同じで、シャワーを浴びれない場合のために準備しておくといいですよ。万一使わなかったとしても、災害時の備えとして流用できます。
㊳ティーバッグ
お茶や水だけでは飽きてしまうので、ノンカフェインのハーブティーや紅茶のティーバッグを持って行くのもおすすめ。気分転換にもなっていいですよ!
㊴アイマスク、耳栓
大部屋の場合、物音が気になったり、誰が電気を使っていたりすると、なかなか休めないこともあります。普段から寝つきの悪い人は、アイマスクや耳栓があるといいですよ!
㊵爪切り、綿棒
いざ生まれたての赤ちゃんのお世話をし始めると、自分の爪が長すぎるなと感じることも多いもの。爪切りで短く切れば安心です。
㊶バスタオルを干せるハンガー
シャワーなどで使用したタオルを干すスペースはほぼないので、大きめのハンガーがあると便利ですよ。
出産準備を入れたバッグはすぐわかる場所に置こう!
出産のための入院日数は病院によって異なりますが、大体5泊~8泊くらい。出産準備アイテムも意外と多いので、コロコロのついた小型スーツケースがあると便利ですよ。
自分以外の家族などに荷物を運んでもらう場合が多いので、玄関やリビングなどすぐわかる場所に置いておくのがおすすめです。
この記事を読んでいる人は数カ月後に出産を控えていることでしょう。

